ここでは、でこぼこ・ガタガタの歯並びが、マウスピース矯正治療で治るのかどうかを解説しています。
美しいカーブを描く整った歯並びではなく、歯と歯が重なり合っていたり、捻じれていたりする不揃いな歯並びに悩む人も少なくありません。専門用語では、「叢生(そうせい)」「乱杭歯(らんぐいば)」などと呼ばれます。
叢生、乱杭歯のデメリットは、見た目的にスッキリしないことだけではありません。歯ブラシがしっかりと行き届きにくく、汚れが溜まりやすいため、虫歯や歯肉炎、歯周病などが起こりやすい状態と言えるのです。
また、歯並びのせいで舌や頬の内側をよく噛んでしまうという人も多くみられます。持続的な刺激が、舌がんのリスクをアップさせるという指摘も。
歯の大きさと顎のサイズがアンバランスだと、でこぼこ、ガタガタな歯並びになりやすいと言われています。
たとえば顎の骨がもともと小さい場合、歯のサイズは大きくなくても、でこぼこガタガタになってしまう可能性が。逆に、顎の骨が小さいわけではなくても、大きいサイズの永久歯が生えてきたことで歯がきちんと並ぶだけのスペースが足らず、でこぼこガタガタになってしまうことがあります。
乳歯が早く抜けすぎてしまった場合、乳歯の抜けた隙間に、隣接した歯が移動してきてしまい、永久歯が本来生えるべき位置に生えてこられなくなることがあります。
また、指しゃぶり、爪噛みといった日頃のクセ・習慣が、でこぼこ・ガタガタの原因となることもあるので注意です。
でこぼこ・ガタガタの歯並びは、ワイヤー矯正(表)、ワイヤー矯正(裏)、マウスピース矯正のいずれかで治療するのが主流です。
気になるでこぼこ・ガタガタの歯並びは、重症でなければマウスピース矯正でも対応できるよ。重症な場合は、専門医と要相談!
ちなみに、ドクターチェックがないマウスピース矯正システムは NG!重症か軽症かの判断をきちんとしてくれるシステムを選ぼう。